第382話傷を負ったエミリーを守る

「ねえ、美女。こっち来て一緒にやらない?」

声をかけてきた一団は若者ばかりで、瞳には好奇心が満ちていたが、いやらしさや不快さは欠片もない。

それに、そばにいるカイアとソフィアも、乗り気の顔をしている。

エミリーは少し考えてから言った。「いいよ。そこのテーブルのボトル、それを出演料ってことで」

彼女は彼らの卓に置かれた一本へ目をやった。上等な酒だ。懐に余裕のありそうな連中だったから、エミリーはそう提案したのだ。

その程度なら払える。もし本当にこれほど腕が立つなら、もっと知りたくなるだろう。だから当然、異論は出なかった。

ほどなくして、人が次々と周りに集まってくる。エミリーは意識を一点...

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